【7月14日 CGTN Japanese】中国国家インターネット情報弁公室はこのほど、国家発展改革委員会などの関連部門と共同で「生成人工知能(AI)サービスに関する暫定的な管理規則」を発表し、8月15日から施行するとしています。管理規則では、効果的な措置を講じて生成AIの革新的な発展を奨励するとともに、生成AIサービスに対して監督管理をおこなうことが打ち出されました。

 近年、生成AI技術が急速に発展し、経済と社会の発展に新たなチャンスをもたらすと同時に、虚偽情報の拡散や個人情報の権益侵害、データの安全、偏見・差別などの問題も生じており、生成AIの発展と安全をどのように計画・規制するかが焦点となっています。

 管理規則では、生成AI技術の発展を促すための具体的な措置が打ち出され、訓練データの処理やデータラベリングなどに関する要求が明確になっています。規則によりますと、生成AIサービスを提供する企業は効果的な措置を講じて未成年のユーザーが生成AIサービスに過度に依存したり夢中になったりすることを防止し、関連規定に基づき画像、動画などの生成コンテンツに対してデータラベリングをおこない、不法コンテンツを見つけた場合、速やかに処置しなければなりません。また、セキュリティー評価やアルゴリズムの申請、クレーム・摘発などの制度も定められ、法的責任が明らかになっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News