【7月14日 AFP】サッカー元イングランド代表のデレ・アリ(Dele Alli)が、幼少期に性的虐待を受けたトラウマを克服するのに苦労して睡眠薬中毒となり、つい最近までリハビリ施設に入っていたことを明かした。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で頭角を現し、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)で4強入りしたイングランド代表で主力を務めたアリは、元同代表のギャリー・ネビル(Gary Neville)氏のポッドキャストに出演した。

 トッテナムで出番を失い、移籍したエバートン(Everton)やレンタル先のベシクタシュ(Besiktas)でインパクトを残せず、ここ数年のキャリアは下降線をたどっているアリだが、その苦悩の根底には幼少期のトラウマがあると明かした。

「6歳の時、よく家に来ていた母の友人に性的虐待された。母はアルコール依存症だった」と話したアリは、「その後はしつけのために(父親のいる)アフリカに送られ、また送り返された。7歳でたばこを覚えて、8歳でドラッグの売買を始めた」と続けた。

「11歳の時は隣の団地の男に橋からつるされた」

「12歳になって養子にとられた。自分は素晴らしい家族に養子として迎えられた。神様が人をつくったとしたら、それが彼らだ」

 アリはこういった話をすることで、同じような虐待を受けた人たちの助けになりたいと付け加えた。

 またアリは、米国での6週間のリハビリ生活について、「施設に入るのは怖かったが、そこからどれほどのものを得られるか、精神的にどれだけ助けられるかは想像できなかった」としつつ、選手としてのキャリアを再び軌道に乗せるための情熱を再燃させるのに役立ったとつづけた。(c)AFP