【7月7日 AFP】サッカーフランス代表のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は6日、聴覚障害児のための慈善活動や父親の生まれ故郷を訪問する目的でカメルーンを訪れ、地元ファンから熱狂的な歓迎を受けた。

 所属クラブであるフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)によると、エムバペは今回の旅で、自身の慈善事業「Inspired by KM」が支援する二つの学校を訪問することになっている。

 首都ヤウンデの空港では、この日のためにPSGのユニホームを着た大勢のファンが24歳のエムバペを出迎えた。AFPの記者が目撃したところによると、人々はエムバペが姿を現わすと興奮気味に同選手の名前を叫んでいたという。

 また、伝統舞踊のグループ約100人が表敬のパフォーマンス披露。エムバペは警察によって終始距離を置かれていた群衆に向かって満面の笑顔で手を振ると、窓がスモークガラスのSUV(スポーツ用多目的車)で去って行った。

 AFPが日程を確認したところ、エムバペは7日にヤウンデ郊外の学校で耳の不自由な子どもたちを訪れる予定。さらには、米プロバスケットボール(NBA)の元選手ヨアキム・ノア(Joakim Noah)氏とともにバスケットボールの試合に参加するほか、同国2部リーグのクラブとの試合に臨むことになっている。

 8日にはカメルーンの最大都市ドゥアラ(Douala)の学校を訪れた後、父親のウィルフリードさんの故郷の村ジェバレ(Djebale)に向かうことになっている。ウィルフリードさんは若い頃にカメルーンを離れてフランスへ渡り、サッカー指導者となった。(c)AFP/Romuald NKONLAK