【7月14日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は13日、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が所属するサウジアラビア1部リーグのアル・ナスル(Al Nassr)が未払いの負債を清算するまで、新加入選手の登録が禁止されると発表した。

 FIFAの広報はAFPに対し、アル・ナスルは「現在、未払い金があるため新しい選手を登録できない」と述べたが、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から移籍したマルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)がこの制裁の影響を受けるか否かについて言及していない。

 2021年10月、アル・ナスルはナイジェリア代表FWアーメド・ムサ(Ahmed Musa)の移籍をめぐり、FIFAが任命した判定者からイングランド・プレミアリーグ(当時)のレスター・シティ(Leicester City)に46万ユーロ(約7100万円)および利息を支払うよう命じられていた。

 ムサは2018年に1800万ユーロ(約28億円)の移籍金でアル・ナスルに加入し、2020年に退団した。

 当時の裁定によると、支払いが行われなかった場合、アル・ナスルは最長で3期連続で選手の獲得を禁止される可能性があるという。(c)AFP