出場禁止が転換点 躍進のサバレンカがウィンブルドン4強
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【7月13日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)は12日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は6-2、6-4で第25シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を下し、自身2度目のウィンブルドン準決勝進出を果たした。
ベラルーシ出身のサバレンカは、昨年はウクライナ侵攻の影響を受け、他のロシアやベラルーシの選手と共にウィンブルドン出場を禁じられたが、この日の試合後には自分にとって「必要」な期間だったと話した。
「昨年ここでプレーできなかったのは非常に悲しかったが、同時に『リセットしてまた一から全部やり直すいいタイミングだ』とも考えた」
「去年のグラス(芝)シーズンの前はベストのテニスができていなかった。サーブやメンタルなどいろいろな面で苦しんでいたから、その時間をスイッチのようにして、良い準備期間として捉えた。そこから全てがうまくいき始めた」と明かし、「だからとてもつらかったけれど、本当に必要だったことなのかもしれないとも思った」と語った。
ウィンブルドン欠場後のサバレンカは、全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)でベスト4に入り、今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)では優勝。先月の全仏オープン(French Open 2023)でも再び準決勝に進出した。
今季は全豪オープンのタイトルを含め3勝を挙げ、この日の勝利でマッチ40勝に達した。2021年以来となるウィンブルドンの準決勝で昨年準優勝のオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)に勝利すれば、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を抜いて世界ランキング1位にも浮上する。(c)AFP/Dave JAMES
