【7月10日 CGTN Japanese】韓国の野外テーマパーク「エバーランド」がこのほど、雌のジャイアントパンダ「フーバオ(福宝)」の1日飼育アシスタントを募集したところ、1万人超が応募し、最終競争率は4540倍に達しました。

 韓国三大紙の一つとされる朝刊新聞である「中央日報」の9日付報道によりますと、韓国のフリマアプリ「タングンマーケット」が6月にエバーランドと共同でフーバオの1日飼育アシスタントの募集公告を出しました。具体的な仕事内容は、7月10~14日の中から1日を選んでその日の午後に、エバーランドのジャイアントパンダ飼育員らと共にフーバオの3歳の誕生日プレゼントを用意することです。給料は50万ウォン(約5万5000円)ですが、フーバオに近づくことはできません。この情報が発表されると、最終的に応募者は1万3620人に上りました。この職に就けるのは3人だけです。

「給料は要らない。フーバオを一目見ることさえできれば」「フーバオに会えるなら、お金なんてどうでもいい」「給料はすべてフーバオにおいしいタケノコを買うために使う」「フーバオが生まれた日から大ファンだ」「会社を休んでもやってみたい」など、韓国のネット上では数百人からコメントが寄せられました。タングンマーケットは、書類選考通過者の中から抽選で合格者を選び、7日に合格者に連絡を取ったということです。

 フーバオは韓国国内で初めて自然分娩で生まれたパンダです。2016年3月に友好大使として中国から来た雌の「アイバオ(愛宝)」と雄の「ローバオ(楽宝)」の間に2020年7月20日に生まれました。そのかわいらしい容姿とやんちゃな性格で、エバーランドの「スーパースター」的存在になっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News