濡れた座席・床の写真と、批判するコメント(写真=オンラインコミュニティ)(c)MONEYTODAY
濡れた座席・床の写真と、批判するコメント(写真=オンラインコミュニティ)(c)MONEYTODAY

【07月10日 KOREA WAVE】韓国の人気歌手PSY(サイ)が先月30日~今月2日にソウルで開いた恒例の夏ライブ「ずぶ濡れショー」の終了後、一部の観客が濡れたレインコートのまま公共交通機関を利用し、批判を浴びている。

このコンサートは、会場に大量の水をまき、観客が全身びしょ濡れでイベントを楽しむもの。主催者側は入場時に、レインコートとビニールバッグを観客に提供している。公演中にそのレインコートを着るのではなくビニールバックに入れておき、公演でびしょ濡れになった後、帰宅する際に着用して、周囲の迷惑にならないようにしてほしいと案内していた。

ところが、レインコートを着てコンサートを楽しんだ後、そのまま公共交通機関を利用する乗客が続出。座席や車内がびしょ濡れになる事態が相次いだ。

あるネットユーザーは「びしょびしょで迷惑。地下鉄2号線が海のようになっていた。レインコートを着て席に座ったらどうなるかわかるだろう」と憤り、座席と床が濡れた様子の写真をアップした。他のネットユーザーも「臭いがした」「あまりにも利己的だ」「濡れたくないなら『ずぶ濡れショー』に行くな」と批判した。

「ずぶ濡れショー」は毎年チケット販売1位を記録するなど人気を集めており、ソウル公演には1回当たり観客3万5000人余りが参加した。ただ、類例のない干ばつが続いた昨年は「ずぶ濡れショーは1回当たり300トンの飲料水を使っている」と報じられ「水を無駄にしている」との批判が出たこともあり、一部で公演が中止になった。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News