【7月6日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長は5日、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)について、新シーズンもクラブに残りたいのであれば「新たな契約にサインしなければならない」と述べた。

 ルイス・エンリケ(Luis Enrique)新監督の就任記者会見に同席した会長は、エムバペについて問われると「立場は非常に明確だ。キリアンが残留を望むのであれば、新契約にサインしなければならない。現在世界最高の選手をただで去らせるわけにはいかない。そんなのは不可能だ」とコメントした。

「彼もただでは去らないと言った。誰かが彼の考えを変えたとしても、それは私の責任ではない」

 エムバペは先月、シーズン終了後に満了を迎える契約を延長しないと宣言したが、最終シーズンもチームに残る意向を示している。契約が終わった後のフリー移籍とならないよう、PSGとしてはこの移籍期間中にエムバペを売却する必要がある。

 ルイス・エンリケ新監督は、エムバペが残留するという保証は得られたかと問われた際に明言を避けたものの、その後「契約中の選手全員を頼りにしている」と述べた。(c)AFP