人工飼育下で初めて繁殖に成功した長江のスナメリ「タオタオ」が18歳に
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【7月6日 CGTN Japanese】中国科学院水生生物研究所によると、世界で初めて完全人工飼育に成功した長江のスナメリ「タオタオ(淘淘)」が5日、18歳の誕生日を迎えました。
人工飼育下での繁殖に成功した初の長江のスナメリである雄のタオタオは、2005年7月5日に中国中部の湖北省武漢ヨウスコウカワイルカ館で生まれました。スナメリの平均寿命は約22歳で、タオタオは中年から老年期にあり、生理指標は正常で、健康状態も良好です。
18歳のタオタオは雄1頭と雌1頭の父親です。2020年6月3日、雌のヤンヤン(洋洋)はタオタオとの間に雄のスナメリを無事に出産し、世界から名前を募集し、ハンバオ(漢宝)と名付けられました。2022年6月27日、雌のフージウ(福久)はタオタオとの間に雌のスナメリを出産し、シャオジウジウ(小久久)と名付けられました。ハンバオとシャオジウジウは完全な人工飼育下で繁殖と生存に成功した長江スナメリ第2世代です。
長江のスナメリは中国国家一級重点保護野生動物で、現在長江本流に生息する唯一のクジラ目です。 その個体数の状況は、繁殖地である長江の生態系の健全性を反映しています。人工環境での繁殖技術研究、そして得られた成功例の最も重要な価値は、研究者が長江のスナメリの繁殖生物学、発生生物学、行動学、生物音響学、栄養学についての洞察を深め、その保護に貢献できることにあります。
また、中国農業農村部が2月に発表した2022年長江のスナメリの科学調査結果によると、個体数は1249頭だったということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News