【7月4日 AFP】サッカーサウジアラビア1部リーグのアル・イテファク(Al Ettifaq)は3日、スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)氏(43)の監督就任を発表した。

 ジェラード氏は現役時代、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で主将として活躍し、引退後は、監督として20-21シーズンにスコットランド1部のグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)を10年ぶりのリーグ優勝に導いた。だが、昨年10月にプレミアのアストン・ビラ(Aston Villa)の指揮官を解任され、その後は無所属だった。 

 アル・イテファクは昨季、16チーム中7位でリーグ戦を終えた。

 政府系ファンドが支援するサウジリーグは、莫大(ばくだい)な報酬を武器に欧州主要リーグから大物選手を集めている。同日にはクロアチア代表のマルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)が、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)からクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)も所属するアル・ナスル(Al Nassr)に移籍した。

 監督では、元トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のヌーノ・エスピリト・サント(Nuno Espirito Santo)氏や元ベンフィカ(Benfica)のジョルジュ・ジェズス(Jorge Jesus)氏がサウジアラビアに移っている。(c)AFP