22~23年度の英王室費、5%増の196億円に
このニュースをシェア
【6月29日 AFP】2022~23年度(22年4月~23年3月)の英王室費が、前年度比5%増の1億750万ポンド(約196億5200万円)となったことが、28日公表された財務報告書で明らかになった。
報告書は、昨年9月のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の死去と、今年5月のチャールズ国王(King Charles III)の即位関連の出費などが全体を押し上げたとしている。ただし、女王葬儀および国王戴冠式自体の費用は計上されていない。
このほかバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の電気配線・配管工事、暖房機器の10か年修繕計画に伴う費用などが支出増の要因として挙げられている。
国庫から支出される王室助成金(Sovereign Grant)は、約8600万ポンド(約157億円)で前年度比変わらずだった。
職員の賃金が5~6%引き上げられたことから、人件費は340万ポンド増の2710万ポンド(約49億5000万円)となった。(c)AFP