【5月8日 AFP】英国の故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)に愛されたコーギーは長年にわたり王室の象徴だった。だがチャールズ新国王(King Charles III)の戴冠に伴い、国王夫妻が飼っているジャック・ラッセル・テリアに注目が集まっている。

 チャールズ国王と妻カミラ王妃(Queen Camilla)の飼い犬ブルーベルとベスは元保護犬で、王妃が後援する犬猫保護施設から迎えられた。現在は首都ロンドンのバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)で暮らしている。

 愛犬団体「ケネル・クラブ(The Kennel Club)」の広報担当者ビル・ランバートさんは「ジャック・ラッセルの人気は今後上昇すると言っていいだろう」とした一方、エリザベス女王が好んだコーギーの飼育数は少し減るかもしれないとの見方を示した。

 大胆な気質で知られるジャック・ラッセル・テリアは、19世紀にキツネ狩りのために作出された犬種で、英国ではすでに人気がある。(c)AFP