トッテナム、2部降格のレスターからマディソンを獲得
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【6月29日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は28日、チャンピオンシップリーグ(2部)に降格したレスター・シティ(Leicester City)からイングランド代表MFジェームズ・マディソン(James Maddison)を獲得した。契約期間は5年で、移籍金は4000万ポンド(約73億円)とボーナスとなっている。
コベントリー・シティ(Coventry City)でキャリアをスタートさせたマディソンは、2016年1月にノリッジ・シティ(Norwich City)に加入し、その2年後にレスターへ移籍した。同クラブでは公式戦203試合に出場して55得点を記録し、FAカップ(FA Cup 2020-21)制覇にも貢献した。昨シーズンは10ゴールを挙げたものの、レスターはプレミアから降格した。
イングランド代表として3試合に出場しているマディソンの創造性は、クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)の退団以降同じようなタイプの選手が欠けていたトッテナムのチームを補強することになる。
チームは、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)からローン加入していたデヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)の完全移籍に加え、エンポリ(Empoli)からGKグリエルモ・ビカーリオ(Guglielmo Vicario)も獲得しており、マディソンは今夏3人目の新戦力となった。
一方で、トッテナムとの契約最終年を迎えるハリー・ケイン(Harry Kane)については、さまざまな臆測が飛び交い続けており、独日刊紙ビルト(Bild)はこの日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が同選手と個人交渉で合意したと報じている。
ケイン側は移籍を承認したとみられているが、バイエルンは移籍成立のためにトッテナムと移籍金で合意する必要がある。
同紙によるとバイエルン側は7000万ユーロ(約110億円)とボーナスのオファーを提示したものの、トッテナム側は少なくとも1億ユーロ(約157億円)を求めているという。(c)AFP