【6月27日 AFP】(更新)ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は26日、先週末に起きた民間軍事会社ワグネル(Wagner)の反乱を受け国民向けにテレビ演説を行い、ロシアを脅迫したり、騒乱をあおったりする試みは必ず失敗すると警告した。

 プーチン氏は「市民の団結により、脅迫や内乱の試みはいかなるものであれ失敗する運命にあることが示された」と指摘。国民の「忍耐と団結、愛国心」に謝意を表明した。

 また、ワグネルの蜂起を受け、「事態が発生した時点から私の命令に基づき、大規模な流血を回避するための措置が取られた」と強調した。

 プーチン氏は、「同胞殺しは、ロシアの敵であるキエフ(ウクライナの首都キーウ)のネオナチと西側の支援者たち、さらにあらゆる類いの国家反逆者がまさに望んでいるものだ。彼らはロシア兵に殺し合いをさせたがっている」と主張した。

 反乱に参加した者に関しては、正規軍に入隊するか、「ベラルーシに行く」ことを選べると述べた。(c)AFP