【6月26日 AFP】男子テニス、テラ・ウォルトマン・オープン(2023 Terra Wortmann Open)は25日、シングルス決勝が行われ、世界ランク48位のアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)が大会第3シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を6-3、3-6、6-3で破り、キャリア最大のタイトルを獲得した。

 独ハレ(Halle)で行われた同大会は、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)に向けた伝統の前哨戦。

 キャリア通算2勝目を挙げたバブリクは「本当に意味のある優勝だ。この1年半は苦労して大変だった」と喜んだ。

 今大会は1回戦でボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)、2回戦でヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)、準々決勝でヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)、準決勝でアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と当たる厳しい道のりをへて勝ち上がると、決勝ではルブレフの23本に対して42本のウイナーを放ち、フルセットの末に勝利した。

 一方、世界7位のルブレフは、2021年大会に続き、ここ3年で2度目の準優勝となった。この結果、グラス(芝)、クレー、ハードのすべてのサーフェスでATP 500大会を制すという史上初の記録もお預けとなった。(c)AFP