アルカラスが芝で初優勝 世界1位返り咲きへ シンチ選手権
発信地:ロンドン/英国
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【6月26日 AFP】男子テニス、シンチ選手権(2023 cinch Championships)は25日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が6-4、6-4で第7シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下して今季5勝目を挙げ、世界ランク1位への返り咲きを決めた。
アルカラスにとっては、グラス(芝)コート大会で初の優勝となった。キャリアを通してわずか3度目のグラスコート大会出場となった今大会は、1回戦こそラッキールーザーのアルトゥール・リンデルクネシュ(Arthur Rinderknech、フランス)に敗れかけたが、その後は圧巻の成長ぶりを見せ、2回戦以降の4試合は1セットも落とさずタイトルにこぎ着けた。
来月3日開幕のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)に向けては「かなり自信がついた。高いレベルでプレーして1週間を終えることができ、現時点で優勝候補の一人になったとは思うが、まだまだ芝では経験を積む必要がある」とコメント。優勝するだけの力はあると自信を口にしつつも、本命は8度目の大会制覇を狙うノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)だと語った。
「ノバクのウィンブルドンでの勝利数は、他のトップ20選手(の合計)よりも多いという数字を見た。だから優勝候補筆頭はノバク。それは明らかだ。でも自分も今回のようなレベルでプレーして、ウィンブルドンで彼を倒したり、決勝に進出したりできるようにしたい」 (c)AFP