【6月24日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は23日、参加クラブが32チームに拡大される新方式の2025年クラブW杯(2025 FIFA Club World Cup)について、米国開催が決まったと発表した。

 米国では、24年に南米に加えて北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)のチームが参加するコパ・アメリカ(2024 Copa America)、26年にはメキシコ・カナダと共催するW杯(2026 World Cup)が控えており、3年連続で夏季にサッカーの国際大会が開かれることになる。

 現行のクラブW杯は世界的な注目を集めるのに苦戦しており、FIFAのジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は以前から、欧州や南米に加えて世界各国のトップクラブが大会に参加できるよう、出場枠の拡張を目指してきた。

 2月にモロッコで行われた22年大会は、7チームのみの出場にとどまっていた。

 25年大会の出場クラブは各大陸の多くで未定だが、欧州からはレアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)をはじめ、イングランド勢のマンチェスター・シティ(Manchester City)とチェルシー(Chelsea)など強豪チームが参加。南米からはブラジル勢のフラメンゴ(Flamengo)とパルメイラス(Palmeiras)、北中米からはレオン(Club Leon、メキシコ)とシアトル・サウンダーズ(Seattle Sounders、米国)の出場が決まっている。

 具体的な日程や開催都市、試合のスケジュールは後日発表されるという。

 FIFAは今年2月、新フォーマットの出場枠について、欧州が12、南米が6、アジア・アフリカ・CONCACAFがそれぞれ4になると発表。オセアニア地域と開催国には、それぞれ1枠が与えられることになっている。

 新方式のクラブW杯は各国の代表チームが参加するW杯と同様に、4年ごとの開催となる。(c)AFP