5月26日、金浦空港に向かうバス専用車線の様子(c)MONEYTODAY
5月26日、金浦空港に向かうバス専用車線の様子(c)MONEYTODAY

【06月22日 KOREA WAVE】その混雑ぶりから「地獄鉄」とも呼ばれる韓国の金浦都市鉄道(金浦ゴールドライン)の混雑度がやや低くなった。先月始まったバス専用車線の拡大と代替バス投入で、利用者分散効果が出ているからだ。ただ、根本的な解決策がなければ劇的な改善効果は期待できそうにない。

国土交通省大都市圏広域交通委員会は先月、金浦ゴールドラインの混雑対策としてバス専用車線を開通させ、マンション団地から金浦空港駅まで運行するシャトルバスを投入した。

その効果でバス専用車線開通前に最大227%、5月の平均が208%だった混雑度は開通後2週間で最大203%、平均193%まで改善された。シャトルバスの乗客数は1日平均700人余り増えた平均1681人だった。

交通渋滞が懸念されたが、1日に30本運行しているシャトルバスは所要時間が大幅に減り、ゴールドラインよりも所要時間が短かった。体感としてはゴールドラインより7~10分程度短いというのが近隣住民の意見だ。

ウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相は「混雑状況が一定水準改善されたが、依然として不便だ。シャトルバスの投入効果が高いので、新規路線についても積極的に検討したい」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News