釜山市海雲台区のあるホテルの地下で火災が発生し、消防当局がはしご車を動員して宿泊客を救助している(釜山消防災難本部提供)(c)news1
釜山市海雲台区のあるホテルの地下で火災が発生し、消防当局がはしご車を動員して宿泊客を救助している(釜山消防災難本部提供)(c)news1

【06月22日 KOREA WAVE】韓国釜山市(プサンシ)海雲台区(ヘウンデグ)の海水浴場近くのホテルの建物で火災が発生して、消防隊員3人が負傷し、車両151台が燃えた。ホテルに泊まっていた宿泊客は、突然の火災で寝巻きを着たまま建物の外に避難するなどの騒ぎが起きた。

釜山消防災難本部によると、20日午前9時33分ごろ、釜山海雲台海水浴場近くの30階建てホテルの地下6階駐車場で原因不明の火災が発生した。

消防は午前10時1分、管轄消防署を動員する「対応1段階」を発令し、消防隊員ら495人と装備81台を投入して消火作業に当たった。同11時59分に対応第1段階を解除し、4時間後の午後1時33分に鎮火した。その後も地下に煙が充満し、排煙作業も実施した。

地下から始まった煙は瞬く間に高層階に上がった。宿泊客ら170人余りはヘリやはしご車で建物の屋上と4階の屋外プールに避難した。この際、32人が煙を吸って病院に運ばれ、消防隊員3人も手や耳などに軽いやけどを負った。

火災は地下駐車場にあった車両151台も半焼または部分焼損するなど1500平方メートルが消失し、推定9億9000万ウォン(約1億円)余りの財産被害を出した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News