【6月19日 CGTN Japanese】英科学誌「ネイチャー」を発行する学術出版大手「シュプリンガー・ネイチャー(Springer Nature)」は15日、質の高い自然科学研究の世界研究機関の分析「2023年ネイチャー・インデックス年度ランキング」を発表しました。それによりますと、2022年1~12月、自然科学分野で質の高い研究への貢献度で、中国が米国を抜き、初めて世界1位となりました。

 2014年11月に初公開された「ネイチャー・インデックス」は、計146の質の高い自然科学誌と健康科学誌に掲載された研究論文を追跡するデータベースで、貢献シェアで各国と各機構の自然科学研究分野への貢献度を示します。2023年度の自然科学分野(物理科学・化学・生物科学・地球環境科学)のランキングで、中国は2位から1位に浮上しました。また、2021年と比べ、年度ランキング上位10カ国のうち、中国の貢献シェアの伸び幅が最も大きく、2位から10位までは、米国、ドイツ、英国、日本、フランス、韓国、カナダ、スイス、インドの順でした。

 このほか、自然科学分野の研究機関上位10機関のうち6機関を中国の研究機関が占めました。6機関とは、中国科学院(1位)、中国科学院大学(5位)、中国科学技術大学(6位)、南京大学(7位)、北京大学(9位)、清華大学(10位)です。米ハーバード大学は2位、独マックスプランク協会は3位、仏国立科学研究センターは4位、米スタンフォード大学は8位でした。東京大学と京都大学はそれぞれ18位と44位でした。

 また、特に注目されるのは、中国は4つの自然科学分野(物理科学・化学・生物科学・地球環境科学)における研究が首位に輝き、化学分野の研究機関上位20機関のうち、18機関は中国の研究機関でした。

 今年のランキングについて、ネイチャー・インデックスの創設者であるデイビッド・スウィンバンクス氏は「中国の自然科学分野への研究投入から見れば、米国を全面的に追い越すことは時間の問題だ」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News