【6月19日 AFP】男子テニス、ボス・オープン(Boss Open 2023)は18日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)は4-6、7-6(7-1)、7-6(10-8)でヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)を下し、グラス(芝)コート大会での初タイトルを手にした。

 地元勢として1991年大会のミヒャエル・シュティヒ(Michael Stich)以来となる優勝を目指したシュトルフに28本のエースを許したティアフォーだったが、第3セットのタイブレークで6-7とマッチポイントを握られながらも逆転勝利を挙げ、今季2勝目、通算3勝目を挙げた。

 この勝利でティアフォーは、自身初となる世界ランクトップ10入りが確定した。同8位には同胞のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)がおり、男子の米国勢2人がトップ10圏内に入るのは、マーディー・フィッシュ(Mardy Fish)とアンディ・ロディック(Andy Roddick)がランク入りしていた2011年7月以来となる。

 ティアフォーはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)に向けた調整のため、次週はシンチ選手権(2023 cinch Championships)に出場する。(c)AFP