【6月17日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第4戦、全英オープン(The 151st Open Championship)の主催者は16日、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)がけがの手術から回復途上のため、大会を欠場すると明らかにした。

 メジャー通算15勝を誇る47歳のウッズは、4月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)で足底腱(けん)膜炎を患い、第3ラウンドを前に大会を棄権した後、米ニューヨークで距骨骨折に伴う外傷後関節炎に対処するため「距骨下関節固定術」を受けた。

 5月の全米プロゴルフ選手権(2023 PGA Championship)に続き、今週開催中の全米オープン選手権(2023 US Open Championship)を欠場。さらに今度は、7月にロイヤル・リバプールGC(Royal Liverpool Golf Club)で行われる全英オープンの出場も間に合わない見通しとなった。

 ウッズは今年と同じコースで開催された2006年の全英オープンで、自身3度目の大会制覇を果たした。その2か月前には父親のアール(Earl Woods)さんを亡くしており、これがツアー復帰戦となった中での勝利だった。

 しかし、今年は全英オープンに戻って来られない見通しとなり、またもツアーを棄権することによって、ウッズが競技に復帰できるかどうか、さらに注目が集まるとみられる。

 ウッズは今年のマスターズ開幕前に、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)でプレーするのはこれが最後になるかもしれないとの考えを示唆していた。(c)AFP