【6月16日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に加入したジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)が15日、記者会見に臨み、背番号5番のユニホームを着て、クラブのレジェンドであるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏に敬意を表したいと述べた。

 固定の移籍金1億300万ユーロ(約156億円)と出来高に応じた移籍金の「最大約30パーセント」のボーナスでドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から加入した19歳のベリンガムは、レアルと6年契約を結んだ。

 フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長と並んで会見に臨んだベリンガムは、5番を選んだ理由として、「インタビューでは何度も、どれだけ自分がジネディーヌ・ジダンと彼がこの番号でクラブに残した遺産に敬意を抱いているかを話してきた。自分はただジュードであろうとしているけれど、彼がどれほど偉大であるかを示すオマージュであることは間違いない」と述べた。

 ベリンガムが好んでつけてきた22番は現在アントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)が着用している。この番号は、自身の中盤での多才さと幅広いスキルを表す背番号10番、8番、4番の数字を足したものとなっている。

 ベリンガムは「22番は自分にとって大きな意味がある。背番号5をつけていても、心の中ではまだ22番だ」と話した。

 また、ジダン氏と同じ番号をつけるとはいえ、それがレアルの指揮官として3度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を果たした同氏を模倣しようとするわけではない続けた。

「(レアルの)ユニホームはそれだけで十分プレッシャーになる。自分にとっては、偉大な選手へのちょっとしたオマージュだ。彼のレガシーに到達しようとする代わりに、その背番号のレガシーを伸ばしていけるかもしれない」 (c)AFP