在外ロシア人を厳しく監視すべき チェコ大統領
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【6月16日 AFP】チェコのペトル・パベル(Petr Pavel)大統領は15日、ロシアがウクライナに仕掛けた「侵略戦争」を踏まえ、西側諸国の治安当局は自国在住のロシア人を厳しく監視すべきだと主張した。
西側寄りのパベル氏は、米国が出資するラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティー(RFE/RL)に出演。在外ロシア人が「侵略」に立ち向かうのが困難な点には同情すると前置きした上で、「戦争が続いているからには、ロシア人に関する治安対策は平時よりも厳しくあるべきだ」と述べた。
さらに「西側諸国に在住するすべてのロシア人は、侵略戦争を仕掛けた国の民として、これまで以上に厳しく監視されるべきだ」「これは戦争の代償にすぎない」と続けた。
また、そうした事態を第2次世界大戦(World War II)時の米国と比較。在米日系人10万人以上が収容所に入れられ、「厳しい監視下に置かれた」のと同様だと述べた。
パベル氏は北大西洋条約機構(NATO)の元高官。今年1月の大統領選で勝利し、3月に就任した。(c)AFP