【6月13日 AFP】サッカー女子日本代表の池田太(Futoshi Ikeda)監督は13日、来月開幕するW杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)の代表メンバー23人を発表し、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のFW岩渕真奈(Mana Iwabuchi)が落選するサプライズがあった。

 今季アーセナル(Arsenal)からトッテナムにローンで加入していた30歳の岩渕は、2011年のW杯ドイツ大会(FIFA Women's World Cup 2011)の優勝メンバーで、今回は自身4度目のW杯出場を目指していた。

 岩渕は落選を受けて自身のツイッター(Twitter)を更新し、「今回メンバーに入ることはできませんでしたが、チームのみんなに気持ちを託せたらなと思います。なでしこジャパンへの応援よろしくお願いします」とつづった。

 岩渕が選外となったことで、2011年の優勝メンバーで今回選出されたのは、キャプテンのDF熊谷紗希(Saki Kumagai)のみとなった。

 池田監督は、ベテランの岩渕を外した理由について「これまでチームをつくっていく過程の中で、チームを引き上げて、チームのために動いて戦ってくれていた」としつつ、「このタイミングで23名を選ぶ中で、一つの理由ではなく代表活動、コンディション、または今のチームの状況、そしてさまざまな大会でのシチュエーションを考えて」と説明した。

 一方で、マンチェスター・シティ(Manchester City)のMF長谷川唯(Yui Hasegawa)やリバプール(Liverpool FC)のMF長野風花(Fuka Nagano)、ウェストハム(West Ham)のDF清水梨紗(Risa Shimizu)とMF林穂之香(Honoka Hayashi)らはメンバー入り。先月に膝を負傷したエンゼルシティFC(Angel City FC)のMF遠藤純(Jun Endo)も選出された。