【6月10日 AFP】カナダ東部で発生した山火事の影響でコースが閉鎖されていた米ニューヨークのベルモントパーク競馬場(Belmont Park)は9日、競走が再開され、米競馬3冠レースの第3戦、第155回ベルモント・ステークス(155th Belmont Stakes、3歳、ダート約2400メートル)の準備が整ったようだ。

 ベルモントパーク競馬場では前日、ニューヨークが大気汚染に見舞われて施設での活動が全て中断されたことにより、10日に予定されているベルモント・ステークスの開催が危ぶまれていた。

 しかし、この日は空気質指数(AQI)が大幅に改善され、ニューヨーク州ゲーミングコミッション(New York State Gaming Commission)とニューヨーク競馬協会(NYRA)との協議の結果、競馬場の再オープンが認められた。この日午前中には調教も再開され、ベルモント・ステークスに出走予定の9頭が本番前日の調教に臨めることになった。

 第149回ケンタッキーダービー(149th Kentucky Derby)の優勝馬メイジ(Mage)は出走しないものの、2度のベルモント・ステークス制覇を誇るジョン・ベラスケス(John Velazquez)騎手騎乗で第148回プリークネス・ステークス(148th Preakness Stakes)を制したナショナルトレジャー(National Treasure)は出走する。(c)AFP