ナショナルトレジャーがプリークネスS制す、米クラシック2戦目
発信地:ワシントンD.C./米国
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【5月21日 AFP】米国競馬のG1レース、第148回プリークネス・ステークス(148th Preakness Stakes、3歳、ダート約1900メートル)が20日、米メリーランド州ボルティモア(Baltimore)のピムリコ競馬場(Pimlico Race Course)で開催され、ジョン・ベラスケス(John Velazquez)騎手騎乗のナショナルトレジャー(National Treasure)がブレイジングセブンズ(Blazing Sevens)との直線勝負を制して優勝を飾った。
ボブ・バファート(Bob Baffert)調教師はこれで大会最多となる8勝目を挙げ、19世紀のロバート・ウィンダム・ウォールデン(Robert Wyndham Walden)氏を一つ上回った。
しかしこの日の第6レースで、自らの厩舎(きゅうしゃ)のハヴナメルトダウン(Havnameltdown)が左前脚を負傷して予後不良となる悲しい出来事があったため、バファート氏は心ここにあらずの様子だった。騎乗していたルイス・サエス(Luis Saez)騎手は馬がバランスを崩した際に落馬し、脚の痛みを訴えて病院へ搬送されたが、検査で骨に異常は見つからなかった。
ケンタッキーダービー(149th Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)を制したメイジ(Mage)は追い上げ届かず3着となり、来月のベルモント・ステークス(155th Belmont Stakes、3歳、ダート約2400メートル)を含めた史上14頭目となる米クラシック3冠の夢はここで断たれた。(c)AFP