【6月8日 AFP】22-23NBAファイナル(7回戦制)は7日、米フロリダ州マイアミで第3戦が行われ、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)が109-94でマイアミ・ヒート(Miami Heat)を下し、シリーズ2勝1敗とリードを奪った。

 ナゲッツはニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が32得点21リバウンド10アシストをマークし、30得点20リバウンド10アシスト以上というNBAファイナル史上初の記録を達成。ジャマール・マレー(Jamal Murray)も34得点10リバウンド10アシストのトリプルダブルの活躍を見せ、チームはホームコートアドバンテージを取り戻した。NBAファイナルの試合で同一チームの2選手がトリプルダブルを達成するのは初めて。

 偉業を成し遂げたヨキッチだが、「正直、そこまで気にしていない。とにかく試合に勝ててうれしい」と記録にはほとんど関心を見せず、「(第2戦は)ホームで負けていたからこの1勝は大きい。1勝2敗にはなりたくなかった」とコメント。「次も勝たなくてはいけない。それがチームの目標だ」と9日の次戦を見据えた。

 ヒートはジミー・バトラー(Jimmy Butler)がチーム最多の28得点、バム・アデバヨ(Bam Adebayo)が22得点17リバウンドを記録したが、これでホームでは3連敗となった。(c)AFP/Simon EVANS