【6月11日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)アルシャー盟エジン旗でこのほど、文物保護センターの職員が居延遺跡の動かせない文化財を中心に、夏季文化財保護パトロールを実施した。

 同旗はモンゴル高原から河西回廊や西域へ向かう際に必ず経由するルート上にあり、漢代から、この地に軍が駐屯して開墾し、とりでや要塞を築いた。その後も唐、西夏、元の時代には要衝として重視されていた。同旗を流れる黒河の旧河道周辺には、居延遺跡の中心エリアや緑城遺跡、紅廟遺跡など多くの古城遺跡が点在する。分布範囲は広範で、中には風に吹き寄せられた砂で埋もれてしまった遺跡もある。(c)Xinhua News/AFPBB News