【6月8日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第22シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-4、3-6、6-3、6-4で世界ランキング49位のトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)を下し、2年連続の準決勝進出を決めた。

 ズベレフは昨年の準決勝で足首の靱帯(じんたい)を断裂。涙を流しながら車椅子でコートを後にし、今年1月までツアーを離脱した。当時3位だった世界ランキングは現在27位まで落ち、「人生最悪の一年だった」と振り返るが、1年後に再び同じ舞台に戻ってきたことを喜び、「また決勝進出のチャンスが得られてうれしい」と話した。

 自身6度目の四大大会(グランドスラム)準決勝となる次戦は、昨年準優勝で今大会第4シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。ルードは第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)を6-1、6-2、3-6、6-3で下した。直接対決ではズベレフが2勝1敗でルードに勝ち越しているが、クレーコートでの対戦は今回が初となる。(c)AFP/Dave JAMES