【6月7日 CGTN Japanese】中国有人宇宙飛行事業弁公室によると、1カ月ほど前に中国の宇宙ステーションから切り離された無人補給船「天舟5号(Tianzhou-5)」は6日未明、宇宙ステーションとの再ドッキングを完了しました。現在の状態は良好で、今後は計画に基づき各作業を展開する予定です。

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「天舟5号」は2023年5月5日午後3時26分に宇宙ステーションから切り離され、独立飛行段階に移行しました。切り離しの主な目的は、「天舟6号(Tianzhou-6)」の到着に備えてドッキングポートを明け渡すことです。宇宙ステーションから切り離された後、「天舟5号」は単独で軌道上を33日間飛行しました。

「天舟5号」は北京時間6日午前3時10分、宇宙ステーションとの再ドッキングを完了しました。

 今回の再ドッキングにより、「神舟16号(Shenzhou-16)」の乗組員の宇宙活動のためにより多くの利用可能なスペースが提供されることになります。今後数カ月間、「神舟16号」の飛行士は「天舟5号」内の未利用スペースを使って廃棄物を保管し、有人宇宙船「神舟17号(Shenzhou-17)」が到着するまでに、「天舟5号」はまた宇宙ステーションから切り離され、大気圏に再突入してアブレーション処分を完了することになっています。

 現在、宇宙ステーションの状態は良好で、今後は計画に基づき各作業を展開する予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News