【6月7日 AFP】ラグビーイングランド・プレミアシップのロンドン・アイリッシュ(London Irish)が、運営に必要な資金不足を解消できなかったため、資格停止処分を科されて来季のシーズンには参加できないことになった。イングランドラグビー協会(RFU)が6日に発表した。

 ロンドン・アイリッシュはこの日までにスタッフと選手に5月分の給与を満額で支払い、来季の運営資金を確保する必要があったが、それを履行できなかった。プレミアシップで運営が行き詰まるのは、ウスター・ウォリアーズ(Worcester Warriors)とワスプス(Wasps)に続いてここ8か月で3クラブ目となる。

 約3000万ポンド(約52億円)の負債を抱え、自前のスタジアムを持たないロンドン・アイリッシュは、前週には税務当局から清算の申し立てをされている。クラブは声明で「処分の取り下げにつながり得るあらゆる展開に関して、引き続きRFUと積極的に話し合う」と述べている。

 今季は元アイルランド代表ヘッドコーチ(HC)のデクラン・キドニー(Declan Kidney)氏の下でリーグ5位に入ったが、プレーオフ進出はあと一歩で逃していた。(c)AFP