【6月7日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)はどちらも勝ち上がり、準決勝での直接対決が決まった。

 3回目の大会制覇と四大大会(グランドスラム)最多通算23勝目を狙うジョコビッチは、第1セットを落としたがそこから巻き返し、第11シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)に4-6、7-6(7-0)、6-2、6-4で勝利した。4強入りは全仏がこれで12回目、グランドスラム通算では45回目となった。

 アルカラスは6-2、6-1、7-6(7-5)でステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に完勝。ここまでで一番の強敵だったが簡単に乗り越え、優勝候補としての力をまたしても証明した。チチパス戦はこれで5戦全勝で、20歳での全仏4強入りは2007年大会のジョコビッチ以降では最年少となる。

 ジョコビッチとアルカラスの対戦は今回が2回目となる。昨年のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)での対戦では、アルカラスが3セットマッチでジョコビッチに勝利している。(c)AFP/Martyn WOOD