【6月1日 AFP】コソボ・ラホベッツ(Rahovec)のセルビア系住民が住む地区で31日朝までに、セルビア出身テニス選手のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)が描かれた壁画に落書きが確認された。

 ラホベッツはアルバニア系が多数派を占める。

 ジョコビッチは5月29日の全仏オープン(French Open 2023)の試合後、テレビカメラに「コソボはセルビアの心臓だ。暴力をやめろ」と記した。コソボ北部では同日、セルビア系のデモ隊が警察と衝突し、緊張が高まっていた。

 ジョコビッチの政治的な発言について、コソボ・オリンピック委員会(KOC)は国際オリンピック委員会(IOC)に対し、懲戒手続きの開始を要請している。(c)AFP