【5月31日 AFP】ラグビーフランス代表のPRモハメド・アウアス(Mohamed Haouas)は30日、公衆の面前で妻に暴行を加えたとして禁錮1年の実刑判決を受けた。この有罪判決により、アウアスは今秋のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)出場の可能性がほぼ断たれた。

 代表16キャップを数えるアウアスは、妻が勤務しているショッピングセンターでもうやめたと言っていたたばこを吸っていたところを発見し、抑えきれなくなったと法廷で証言した。

 検察側は直ちに1年6月の禁錮刑を科すよう求めたが、裁判所はこれに応じなかった。アウアスは控訴を開始するまで自由の身となるか、判決を受け入れ電子タグを装着することになる。

 しかしながらアウアスは過去に強盗の罪で執行猶予付き禁錮1年6月の有罪判決を受けており、代表でのキャリアは終わりを迎える可能性がある。

 フランスラグビー連盟(FFR)は判決後、「アウアスの行動は受け入れがたいもので、国際レベルでわが国を代表するには相いれない」と述べた。

 アウアスは今季限りで仏リーグ・トップ14のモンペリエ(Montpellier Herault Rugby)を退団し、クレルモン・オーヴェルニュ(Clermont Auvergne)との契約で合意していた。しかし、クラブは判決を受けてアウアスがクレルモンの「色を着ることはできない」とのコメントを発表している。(c)AFP