日本で逮捕の元13人制ラグビー豪代表、勾留生活のつらさ明かす
発信地:シドニー/オーストラリア
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【2月28日 AFP】ジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン1のNECグリーンロケッツ東葛(NEC Green Rockets Tokatsu)に加入したものの、違法薬物所持容疑で逮捕された13人制ラグビー元オーストラリア代表のブレイク・ファーガソン(Blake Ferguson)被告が、日本での1か月にわたった勾留生活について「立ち上がれない」ほどだったと話した。
ファーガソン被告はグリーンロケッツでの15人制デビューに備えていた昨年12月に暴行事件を起こし、麻薬および向精神薬取締法違反容疑で逮捕された。そして留置施設に送られた後、チームからも契約を解除され、150万豪ドル(約1億2500万円)と伝えられる年俸もふいにした。現在は勾留されていないが、日本にとどまり3月の出廷を待っている。
ファーガソンは豪紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)に対して「有罪を認めるつもりだし、寛大な判決が下されればうれしい。重要なのは責任を受け入れることだ」と話し、「自分で招いた状況だし、他の誰の責任でもない」と続けた。
留置施設では携帯電話を没収され、家族と連絡も取れず「孤独で退屈」だったという。3人の子どもがいるファーガソンは「いるのは自分と、英語を話せない日本の人たちだけ。本を何冊か読んだがそれだけだった。食事はいたって平凡で、腰がとても痛くなった」と明かした。
「マットレスは本当に1センチの厚みしかなかった。何日間か立ち上がれないほどだった。もう絶対に戻りたくない」 (c)AFP