【5月28日 AFP】22-23NBAは27日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、第2シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)はデリック・ホワイト(Derrick White)の劇的なブザービーターで第8シードのマイアミ・ヒート(Miami Heat)に104-103で勝利し、勝負を最終第7戦に持ち込んだ。

 7回戦制のプレーオフで、0勝3敗から追いつくのは史上4チーム目。さらに、そこから逆転でシリーズ突破を果たしたチームは過去に一つもなく、セルティックスには29日の第7戦でこの偉業を達成するチャンスがある。この試合に勝利したチームが、来月1日に開幕するNBAファイナルでウエスタン王者のデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)と対戦する。

 試合はセルティックスがリードする時間が長い展開だったが、残り3秒でヒートのジミー・バトラー(Jimmy Butler)が3ポイントシュートを狙った際にファウルを獲得。終盤にようやく本領を発揮し始めたバトラーは、これで得たフリースロー3本を冷静に沈め、103-102と逆転したヒートが勝利と勝ち上がりをつかむかに見えた。

 しかし敗退の危機にひんしたセルティックスは、マーカス・スマート(Marcus Smart)の3ポイントは外れたが、リバウンドに素早く反応したホワイトがチップインを狙うと、ブザー直前に指先を離れていたシュートがバスケットに収まった。

 セルティックスはジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)がゲーム最多の31得点を挙げ、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)は26得点10リバウンドを記録した。

 ヒートでは、第3クオーターまでわずか9得点にとどまっていたバトラーが最終的には24点、ケイレブ・マーティン(Caleb Martin)が21点を挙げた。(c)AFP