【5月27日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)は26日、第19ステージ(ロンガローネからトレチーメディラバレード、183キロ)が行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)が総合首位のマリアローザ(ピンクジャージー)を維持した。

 総合争いではチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が26秒差の2位、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のジョアン・アルメイダ(Joao Almeida、ポルトガル)が59秒差の3位につけており、最後の週末を前に上位3人のタイムは1分以内の僅差となっている。

 27日の第20ステージは18.6キロの個人タイムトライアルで、トーマスは「あすは最高に見応えがあるレースになるだろう。やる方としては恐ろしい」とコメント。ローマで行われる28日の最終第21ステージまで「大接戦」になるだろうと予想した。

 ドロミティ(Dolomites)山地で行われた今ステージでは、逃げ集団で生き残ったバーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のサンティアゴ・ブイトラゴ(Santiago Buitrago、コロンビア)が後続に51秒差をつける独走で優勝。イスラエル・プレミアテック(Israel-Premier Tech)のデレク・ギー(Derek Gee、カナダ)が今大会4度目の2位を記録した。(c)AFP