【5月27日 AFP】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は26日、FWビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が膝の問題のため、27日のセビージャFC(Sevilla FC)戦を欠場すると発表した。

 前週末のバレンシア(Valencia CF)戦で相手サポーターから人種差別を受けたビニシウスは、24日に行われたラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)戦も膝の違和感を理由に出場を回避しており、これで欠場は2試合連続となる。

 ビニシウスはバレンシア戦で人種差別を受けて以来、世界中からサポートを受けており、レアルのチームメートもラージョ戦の試合前にビニシウスの背番号「20」のユニホームを着て登場した。

 この件でバレンシアは本拠地メスタージャ・スタジアム(Mestalla stadium)の観客席一部閉鎖を命じられていたが、同日に異議申し立てが認められ、処分は5試合から3試合に短縮され、罰金も当初の4万5000ユーロ(約680万円)から2万7000ユーロ(約408万円)に減額となった。(c)AFP