【5月28日 CGTN Japanese】「6月の花嫁」「6月の結婚」を意味する「ジューンブライド」は、多くの女性があこがれることで知られていますが、中国では5月が結婚のピークです。中国の一部の地方では、豪華な結婚披露宴や大判振る舞いの慣習があり、人々は大きな経済的負担を強いられています。その結果、多くの若者が「愛の負担」を軽減するために集団結婚式を選ぶようになりました。5月には、中国の多くの地域で集団結婚式が行われています。

【写真特集】伝統とエンタメ、今どきの結婚式 中国

 中国中部に位置する河北省(Hebei)の河間市(Hejian)の集団結婚式場では、新婚夫婦が伝統的な衣装を身にまとい、立会人や両家の家長が見守る中で、周の時代の漢民族の伝統的な結婚儀式にのっとって愛の儀式を執り行いました。単純ではありますが、いつまでも思い出に残る式です。

 中国中部に位置する山西省(Shanxi)の稷山(Jishan)はナツメの産地です。複数の新婚夫婦がナツメの森で、ナツメの花が咲き誇る季節に集団結婚式を挙げることにしました。

 中国では、高価な結納品や派手な披露宴が、結婚する若者に大きな負担をもたらしています。中国政府は経済的な負担を軽減し、社会として結婚や出産率を高めて、結婚と経済問題の矛盾を減らすために、2021年からシンプルな結婚式を提唱しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News