【5月26日 AFP】ジャパンラグビーリーグワン1部のコベルコ神戸スティーラーズ(Kobelco Kobe Steelers)は26日、前オーストラリア代表ヘッドコーチ(HC)のデイブ・レニー(Dave Rennie)氏が来季から指揮を執ると発表した。

 ニュージーランド出身のレニー氏は、今季12チーム中9位に終わった神戸でディレクターオブラグビーも兼任する。クラブは来季、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)で100キャップを数えるブロディー・レタリック(Brodie Retallick)も復帰する。

 レニー氏はクラブを通じて「いつかは日本で指導をと常々思っておりました。神戸は住むのに素晴らしい街であり、神戸スティーラーズはその素晴らしい街を代表するクラブです。その神戸と私は(スーパーラグビー<Super Rugby>)のチーフス(Gallagher Chiefs)在籍時より固い絆で結ばれ、改めてチームに関われることをうれしく思っています。昨シーズンはチームにとって厳しい一年でしたが、チームは依然として意欲的で、携わる人たちもハードワークの心構えができています」と述べた。

 現在59歳のレニー氏は、ニュージーランド国内やユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ(URC)のグラスゴー・ウォリアーズ(Glasgow Warriors)などで監督経歴を持つ。

 ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)では、マイケル・チェイカ(Michael Cheika)氏の後任として2019年にHCに就任。しかし、昨年はテストマッチ14試合でわずか5勝しか挙げられず、今年1月に解任された。豪代表は現在、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)氏が率いている。(c)AFP