【5月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は25日、かつてチームとタッグを組んでいたホンダ(Honda)が2026年シーズンからアストンマーティン(Aston Martin F1)のエンジン供給元としてくら替えすることを嘆いた。

 選手権2連覇中のフェルスタッペンは、2021年にF1から撤退したばかりのホンダが、アストンマーティンの独占エンジンサプライヤーとして復帰する決断を下したことに失望感をあらわにした。

 レッドブルはホンダとの関係解消後、独自のパワーユニット(PU)部門を設立し、すでに2026年のエンジン開発でフォード(Ford)との提携に合意している。

 しかしながら、フェルスタッペンは「今回の経緯は不運だ」と述べ、「彼らがアストンマーティンに行ってしまうのは、少し残念と言うしかない」とコメント。さらに、「これからフォードと一緒に何が起きるのか、全員がわくわくしている」としつつ、アストンマーティンが「素晴らしいエンジン」を搭載することになるとも認めた。

 フェルスタッペンはまた、今年で80回目を迎える第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2023)について、シーズンにおいて最も難しいレースであるとしながらも、他のGPより価値が高いわけではないと述べた。

 今季はここまで5戦中3勝を挙げてドライバーズ選手権で現在トップに立っており、チームメートで昨季のモナコGP王者セルヒオ・ペレス(Sergio Perez)を14ポイント差の2位に抑えている。(c)AFP