【5月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は25日、「数週間以内」にチームと再契約する意向であると明言し、フェラーリ(Ferrari)から接触があったとの報道を全て否定した。

 通算7度の年間優勝を誇るハミルトンは、今季限りでメルセデスとの契約が満了を迎える。ここ数か月間はチーム代表のトト・ヴォルフ(Toto Wolff)氏と話し合いを重ねてきたが、F1で最後になるかもしれない契約の締結の仕事を自身のマネジメントチームに最近委ねていた。

 この日、今季第7戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2023)に向けた記者会見で、「契約の交渉中には臆測がつきものだ」としつつ、「自分の(マネジメント)チームが水面下でトトと緊密に仕事をしていて、契約の準備がもうすぐ整うところまできている」と明かした。

 さらに、その具体的な時期について聞かれると「願わくば、数週間以内」に契約が完了することを望んでいるとコメント。フェラーリからのアプローチについては、同チームのフレデリック・バスール(Frederic Vasseur)代表がこれに先立ち否定しており、ハミルトンも報道内容を一蹴した形となった。

 ハミルトンは2021年の第21戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2021)を最後にGP優勝から長らく遠ざかっているものの、「まだ選手権で優勝を狙えるチームだと考えている」と語り、メルセデスに残留したい気持ちは変わらないとした。(c)AFP