【5月26日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)、女子シングルスの組み合わせが25日に発表され、2年連続3度目の優勝を狙うイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は、準決勝でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)覇者のエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と激突する可能性のあるドローとなった。初戦は世界ランキング67位のクリスティーナ・ブクサ(Cristina Bucsa、スペイン)と対戦する。

 世界ランク1位で第1シードのシフィオンテクは、女子では16年ぶりの大会連覇を目指す。順当に勝ち上がれば、4回戦で2021年大会覇者のバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)、準々決勝で昨年準優勝のココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)、準決勝で前週のイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2023)を制したルバキナと顔を合わせる。

 ルバキナには今季、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)とBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)で敗れると、イタリア国際では太ももの負傷のため途中棄権し、3敗を喫している。

 シフィオンテクは抽選会で「全仏オープンは私の大好きな大会。ここではいつも以上に激しく練習するモチベーションが得られる。非常にわくわくしている」と話した。

 今年の全豪オープンで初の四大大会(グランドスラム)優勝を果たした第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は、1回戦でマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)と顔を合わせる。サバレンカは全仏以外のグランドスラムでは4強以上に進んだ実績があるが、全仏ではまだ3回戦の壁を越えられていない。前哨戦ではマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)で優勝したが、続くイタリア国際では世界134位のソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に敗れ初戦敗退を喫した。

 第3シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)は、昨年の全豪オープン準優勝者で同胞のダニエル・コリンズ(Danielle Collins)との厄介な初戦を迎えることになった。全仏で初の4強以上を目指す第4シードのルバキナは、予選からの選手を1回戦で迎え撃つ。(c)AFP