【5月26日 AFP】南米ペルーの警察は25日、ナチス・ドイツ(Nazi)のシンボルであるかぎ十字が描かれた包みに入ったコカイン58キロを押収したと発表した。

 警察が公開した写真によると、コカインはれんがほどの大きさの包み50個に分けられ、それぞれにかぎ十字が描かれていた。いくつかの包みは開いており、中身のブロック状に固められたコカインには、ナチス総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を示す「HITLER」の文字が刻印されていた。

 コカインはエクアドル国境に近い北部の小さな港町パイタ(Paita)で、ベルギー行きの船から見つかった。この船は南米から欧米へ向かう麻薬ルートの主要な中継地として知られるエクアドルのグアヤキル(Guayaquil)から入港していた。

 警察は逮捕者の有無については明らかにしていない。ナチスのシンボル入りのコカインをペルー警察が押収したのは初めて。(c)AFP