【5月26日 Xinhua News】中国北京市でこのほど、第1回北京朝陽国際茶香文化祭が開催され、多くの経験豊かな茶人が市民や観光客に宋式点茶法などを披露した。訪れた人々は中国の伝統的な茶文化を堪能した。

 記者は、宋代の茶文化を研究する韓喆明(Han Zhemin)氏に宋代の点茶技法を見せてもらった。韓氏によると、実演した技法は「茶山水」とも呼ばれ、粉末の茶を用い、宋の徽宗(きそう)皇帝(趙佶、ちょう・きつ)が考案したと伝えられる「七湯点茶法」を採用している。粉末茶に湯を7回に分けて加えながら泡立て、分厚く立った泡を画用紙に見立てて、粉末茶に水を加えてペースト状にしたものを墨代わりにして絵を描く。宋代に流行したこの点茶技法はここ数年再び注目され、多くの若者の人気を集めている。(c)Xinhua News/AFPBB News