【5月25日 AFP】サッカースペイン1部リーグのレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に所属するフランス人DFロビン・ルノルマン(Robin Le Normand)がスペイン国籍を取得したことが、24日に発行されたスペイン政府官報(BOE)で分かった。

 2021年には仏出身のDFアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)が同様にスペイン国籍を取得し、昨年のW杯カタール大会(2022 World Cup)にスペイン代表として出場しており、ルノルマンはその足跡をたどることになる。

 スペインサッカー連盟(RFEF)の関係者も2月、ルノルマンがルイス・デ・ラ・フエンテ(Luis de la Fuente)監督が率いる代表チーム入りを目指して二重国籍取得の手続きを開始したと明かしており、6月に行われるUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2022-23)準決勝以降のメンバーに選出されるとみられる。スペインは準決勝でイタリアと対戦する。

 ルノルマンはフランス代表での出場経験はなく、またフランスとスペインが結んでいる協定のため、フランス国籍を放棄する必要もない。

 26歳のルノルマンは、当時19歳だった16年にソシエダに加入すると、現在ではリーグ屈指のDFに成長し、今季は10年ぶりの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場をほぼ確実にしたチームに貢献している。(c)AFP