【5月24日 AFP】動画配信大手ネットフリックス(Netflix)は23日、視聴パスワードの共有を契約世帯内に限定するための対策について、対象国を拡大したと発表した。昨年の成長鈍化を受けた収益確保の動きだ。

 同社は今年、1億世帯以上で世帯外とのアカウントの共有があるとし、「番組や映画制作に資金面での影響が出ている」と説明した。

 こうした状況への対策として同社は、契約者が追加料金を支払うことで、世帯外の利用者を新たに追加、もしくは別アカウントへのプロフィール移行が可能となる試験的な対策を一部の市場で講じていた。今回、この対策を拡大し、100か国以上が対象となることを明らかにした。

 ネットフリックスは4月、第1四半期の有料会員数が2億3250万人に上ったと明らかにした。導入したばかりの広告付きの低価格プランが好調だとしている。(c)AFP