【5月23日 AFP】ロシア当局は22日、同国南西部ベルゴロド(Belgorod)州にウクライナの「破壊工作」部隊が侵入し、ロシア軍部隊との戦闘が発生していると発表した。当局は、昨年2月のウクライナ侵攻後初となる「対テロ作戦」を発動した。

 ウクライナと国境を接する同州は、侵攻が始まってから繰り返し砲撃を受けており、これまでに数十人が死亡している。今年4月には、ロシア軍の戦闘機が州都ベルゴロドに誤って弾薬を投下する事故も起きた。

 ビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)州知事によると、今回の攻撃により8人が負傷。当局は、戦闘地域から人々を避難させている。

 攻撃については、ロシアの反政権組織「自由ロシア軍団(Freedom of Russia Legion)」が実行を主張。ウクライナ政府は関与を否定している。(c)AFP