【5月22日 AFP】ロシア外務省は21日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が広島で開催された先進7か国(G7)首脳会議(サミット)に招かれたことについて、G7首脳は「反ロシア、反中国ヒステリー」をあおり、サミットを「プロパガンダのショー」に変えたと非難した。

 外務省は声明で、今回のサミットの眼目は「反ロシア、反中国を唱える憎悪に満ちたメッセージ」を発することにあったと主張。「G7はアングロサクソン主導の下、世界の安定を損ねる破壊的な取り組みを生み出す培養器」と化していると指摘した。

 さらに、世界における西側諸国の影響力低下を背景に「G7は反ロシア、反中国ヒステリーをあおるのに躍起になっている」とし、「G7と、その破壊的な活動に対するわが国の評価は、国際社会で広く共有されているものと確信している」と強調した。(c)AFP